思いもよらぬ「完璧」

  • 2017.12.10 Sunday
  • 19:28

 

今月は、私にとって待つ月。自分からは動かずに居て、気づくと予定が入っている。

 

昨日は、母に誘われて、新宿のデパートで開催されている、母の師事する茶道の先生の茶席に伺った。

 

その前に、一昨日、目にした美しいニットが忘れられず、白金台のGASA*に寄る。昔の上質なカシミヤニットとアンティークレースをリユースした一点物の洋服が絵画のように吊り下げられた店内に佇む至福。深い赤色の細身のプルオーバーに心が残っていたのだけれど。たまたまその日に入荷したばかりのラベンダーとライトグレーのロングカーディガンをまとったら、鏡の前に立つ私がとても上品で柔らかで、美しかった。

 

今、私は赤とピンクが好きで、身体のラインが出る洋服が欲しくて、頭で考えれば赤いニットを選ぶのだろうけれど、その服は私には肩が小さくて胸開きに浮きが出てしまい、その違和感をお店の方が前日に繊細に感じ取って伝えて下さった。だから、私はただ美しい服に袖を通させて貰ったことに感謝して帰った。そうしたら、まさか、思ってもみなかった色とデザインで、私にとっての「完璧」に出会うことになるなんて。

 

母に五十歳の誕生日プレゼントとしてその服を買って貰い、心から満ち足りた気分で新宿へ。

 

今回の茶席は同じフロアにあるギャラリーでの展示に合わせて行われているので、まずは、ギャラリーで作品を拝見する。茶道具に混じって焼き物の仏像が数点あり、その中の白衣(びゃくえ)観音と云う作品の前で足が止まって動けなくなる。

 

お顔と宝珠を持つ両手先以外のフォルムは省略され、赤みを帯びた柔らかな紫色が足元から静かに立ち昇る姿から、女性性のエネルギーが温かく溢れ出ている。作品の前でグラウンディングして作品と自分のエネルギーを循環させ、心地良さを味わう。作品を手に取って拝見していたら、穏やかで優しい美しさに心が共鳴して涙が滲む。これもまた、思いもかけぬ素晴らしい出会いだった。

 

それから、立礼(りゅうれい)式という椅子席での茶席に初参加し、お茶を点てて頂いた際の先生の所作とその場の持つ美しさに感動。一期一会というのはこう云うことなのだと初めて心と身体で感じる。私は、これも空間芸術の一つだと思った。自然の美しさに囲まれた茶室での点前に比べたら、デパートの中での茶席は及ばぬものとされるのかもしれない。でも、今の私にとっては、これが「完璧」だった。

 

先月位から、自分が大きな流れの中に居て、神様がサポートして下さっていると思うことが多々ある。それはまさに完璧なサポートで、但し、自分が思いもよらなかった形で顕われたりする。だから、私は、信じて委ねて、ただ手を広げて居たい。思わぬ素晴らしい贈りものが訪れた時に、笑顔で受け取れるように。

 

帰りがけに、デパートの中の着物のリサイクルショップで、母のサイズにぴったりで、母が思ってもみなかった柄行きの素敵な着物を見つけた私。どこまでも完璧な一日。そして、この完璧な一日が連日続いていることに、奇跡は起こるんだよと勇気づけられる。

 

*この完璧な流れに乗って、あとお一人様のご参加をお待ちしています。

2018年1月3月(水)「着物で、AFP。〜初春 祝い初め〜」ワークショップ開催

http://blog.kuku-moon.com/?eid=155

 

 

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