「ひざまずく光」に寄せて

  • 2017.10.12 Thursday
  • 21:20

 

愛と信頼を教えてくれた人に「本を書け」と言われた

私は「書きたいことはない」と答えた

 

もうずっと書いて来た

守りたいもののために

 

他人の反応と

自分の美学の狭間を縫って

 

自分を型に嵌め

魂を込めて書いて来た

 

その間に沢山の人が

当たり前のように言葉を書くようになった

 

もう私が書く意味はない

こんなにも言葉が溢れる世界に

 

なのに今、言葉が、想いが、止まらない

 

目が覚めて、ベッドの心地好さの中、思いついたことを書き留める

夜が始まる空の下、歩きながら、一番星のように言葉が瞬く

 

それは、誰のためでもない

私の言葉

 

解き放たれた光の矢のように進む

湧き出す泉の水のように溢れる

 

書くことから身を隠していた自分が切なくて

書くことを選んだ自分が愛しくて

涙を流す

 

想い、尽き

言葉、枯れるまで

書きたいと願う

 

*******

 

メルマガ「ハラゴメ日記」を発行していた十二年間は、自分の作品のハラゴメカエルのために、作者としてのイメージを壊さないように文章を書いて来ました。くすりと云う笑いと、乾いた視点で日々を切り取れればいい。それには怒りや涙は不要で、推敲を重ね、余分な想いを落として行きました。

 

ブログとFBに移行して、自分とは相入れない表現スタイルに抵抗を覚え、自分の文章が向かう先がわからずに手探りを続けています。玉石混交の言葉の海に溺れ、感動を覚える文章に出会っても、それは私には真似できない書き方なのです。涙と感動を与えるより、笑って貰う方が難しい、一日を明るく始めて貰うためにそれに挑戦し続けたいと思って来ました。

 

AFPを始めてから、どんどん自分の気持ちに素直になって、自分の想いや感動を言葉にしたいと思う機会が増えています。でも、自分の全てを書いて見せることを律して来た身に、それはとてつもなく難しいことでした。どこまで箍を外していいのかわからない、私の思う美しさからは外れたくないのです。

 

そんな折、同じタイミングで二人の方から、私の文章が持つ力を示唆して頂きました。そして、「ひざまずく光」という夢を見て、自分が詩人になりたかったことを思い出しました。今、全てが揃った気がして、想いを綴っています。

 

私に自由を与えて下さったお二方と読んで下さる方に感謝を込めて。

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM