「ひざまずく光」第二篇 木馬の先に

  • 2017.10.08 Sunday
  • 22:52

 

私は手を振る

木馬に乗って

 

回る輪の外の

愛する人に向かって

 

流れる景色の中に

一瞬の笑顔を見た後は

 

回る間(ま)に

愛する人が消えてしまわないかと

あの微笑みに会えなくならないかと

 

怯え、恐れ、

木馬からまっすぐと伸びる棒に

絡ませた腕に力を込める

 

過ぎる世界に目を開き

愛が待っていてくれることを願う

 

くるくると

ぐるぐると

 

押しつぶされそうな不安を抱え

回り続ける

 

きっと永遠にこのままなのだと

刹那の愛しか与えられないのだと

 

傷つき、諦めていた私が

今は知っている

 

愛は消えないことを

 

木馬の先には

愛が在る

 

 

(C) Akane Ohashi 2017 #ひざまずく光

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